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避難所の被災者のプライバシーを守るテント、注目を集める

4月3日に発生した花蓮県沖を震源とする台湾東部の震災で、避難所に設置された被災者のプライバシーを守るテントが注目を集めています。テントは花蓮県に本部を置く仏教系慈善団体「慈済基金会」が設置した間仕切り用のもので、四方を囲む衝立のようになっており、入口がファスナーで開閉出来るようになっています。また、テント内には折り畳み式のベッドも設置されています。


「慈済基金会」は2018年に発生した花蓮地震でも避難所での支援をおこないましたが、その場に隔てるものが何もなく、プライバシーが全く守られていない状況だと気が付きました。その後、2019年に今回の避難所で導入された間仕切り用のテントを開発し、2020年に台湾全土の同基金会の災害支援物資に組み込みました。

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