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雲林県の虎尾糖廠、今期の操業を開始しサトウキビ列車も運行

  • 執筆者の写真: 千緩 島田
    千緩 島田
  • 2 時間前
  • 読了時間: 1分

雲林県虎尾鎮にある台湾糖業公司の虎尾糖廠では12月16日、今期の操業が始まりました。来年4月1日までに、約2万1,000トンの中ざら糖が生産される予定です。これに合わせ、台湾で唯一、現役で稼働しているサトウキビ運搬専用の糖業鉄道も運行を開始しました。


操業開始を祝う式典には、経済部の頼建信常務次長や、日本台湾交流協会高雄事務所の奥正史所長らが出席しました。頼次長は台湾糖業の高い技術力を強調し、奥所長は日本統治時代から続く製糖産業の歴史に触れ、この地を訪れる日本人旅行者が日台の産業発展の歩みに理解を深めることへの期待を述べました。


虎尾糖廠は、台湾に2カ所のみ残る、サトウキビを原料とする現役の製糖工場の一つです。今期は約24万1,000トンのサトウキビを収穫する計画で、歴史的な産業遺産としての価値を守りつつ、高品質な砂糖の生産を通じて地域の伝統文化を次世代へと継承しています。

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